iPhoneで子どものゲーム時間を制限できる?iOS 27の新しいスクリーンタイムを解説

「子どもがiPhoneでゲームを長時間やってしまう」

「夜はSNSを使えないようにしたい」

「学校へ行く時間は必要なアプリだけ使えるようにしたい」

子どもにiPhoneを持たせると、スマートフォンを使う時間について悩む家庭もあるでしょう。

iPhoneには以前から「スクリーンタイム」という機能がありますが、iOS 27ではペアレンタルコントロールが大きく見直されました。

ゲームやSNSなどをカテゴリごとに「1日何時間まで」と設定したり、登校前・学校・放課後・夜間といった時間帯によって使えるアプリを変えたりできます。 Appleサポート

この記事では、

「ゲームだけ1時間にできる?」

「夜になったら使えなくできる?」

「学校の時間だけ制限できる?」

といった疑問を中心に、iOS 27の新しいスクリーンタイムについて解説します。

Apple、子どもの安全の新しい機能が利用可能に - Apple (日本)

保護者が子どものためにより安全なデジタル体験を作り出すために役立つ、Appleの一連の新しいツールが、iPhone、iPad、Macなどで利用可能になりました。

そもそもスクリーンタイムとは?

スクリーンタイムは、iPhoneやiPadなどをどのくらい使っているのか確認したり、アプリやWebサイトの利用を管理したりできるAppleの機能です。

例えば、

ゲームを使える時間を決める

SNSを使える時間を決める

特定の時間帯に利用できるアプリを制限する

不適切なコンテンツへのアクセスを制限する

アプリ内課金を制限する

といった設定ができます。

自分自身のスマートフォン利用を管理するためにも使えますが、ファミリー共有を利用して子どものiPhoneを保護者側から管理することもできます。

iOS 27では何が変わった?

iOS 27では、子どものiPhoneを管理するためのスクリーンタイムがさらに細かく設定できるようになりました。

特に分かりやすい変更が「許容時間」と「スクリーンタイムのスケジュール」です。

許容時間では、

ゲーム

エンターテインメント

ソーシャルメディア

など、カテゴリごとに使用できる時間を設定できます。

さらにスケジュールを使うと、

登校前

学校にいる時間

放課後

夜間

といった時間帯によって利用できるアプリを変えられます。

単純に「スマホは1日2時間」と制限するだけではなく、家庭の生活時間に合わせて管理しやすくなったのがポイントです。

ゲームだけ「1日1時間」にできる?

できます。

iOS 27の「許容時間」では、ゲームやエンターテインメント、ソーシャルメディアなどのカテゴリごとに使用時間を設定できます。

例えば、

ゲームは1日1時間

SNSは1日30分

といった形で、用途に合わせて時間を調整できます。

すべてのアプリをまとめて短時間しか使えないようにするのではなく、

「勉強に必要なアプリは使わせたいけれど、ゲームは時間を決めたい」

という家庭でも設定しやすくなっています。

スマホ全体の利用時間も決められる

カテゴリごとの制限だけではありません。

Appleは、すべてのカテゴリを合わせた1日の利用時間の上限を設定できると案内しています。

例えば、

スマートフォン全体は1日3時間まで

そのうちゲームは1時間まで

といった考え方で管理できます。

「ゲームを1時間にしたら、そのあとSNSを3時間使っていた」

といった状況を避けたい場合にも使いやすい仕組みです。

学校の時間だけアプリを制限することもできる

iOS 27では「スクリーンタイムのスケジュール」を設定できます。

これは1日の中を時間帯に分けて、利用できるアプリを変える機能です。

Appleは子ども向けの使用例として、

登校前

学校の時間

放課後

などを挙げています。

例えば学校にいる時間はゲームやSNSを使えないようにし、帰宅後には使えるようにするといった設定ができます。

さらに平日と週末で別のスケジュールを設定することも可能です。

月曜日から金曜日は学校用。

土曜日と日曜日は休日用。

というように、生活リズムに合わせられます。

夜になったらゲームを使えないようにもできる

スケジュールは家庭独自の時間帯を作成できます。

そのため、

夕食

勉強

就寝前

夜間

など、家庭に合わせた時間枠を作れます。Apple自身も、仕事、夕食、夜間などを時間枠の例として案内しています。

例えば、

21時以降はゲームを使えない

22時以降はSNSを使えない

といった使い方が考えられます。

「1日何時間使ったか」だけではなく、「いつ使うか」まで管理できるのがiOS 27のスクリーンタイムの特徴です。

電話など必要な機能まで使えなくならない?

制限中でも利用できるアプリや連絡先を設定できます。

スクリーンタイムには「常に許可」という設定があり、スケジュールや許容時間に関係なく利用できるアプリと連絡先を選べます。

Appleは例として、緊急時に備えて家族やヘルスケアアプリを「常に許可」へ追加する使い方を案内しています。

例えば、

ゲームは夜に使えない

SNSも夜に使えない

家族への連絡はできる

といった設定が可能です。

子どものスマートフォンを制限する場合は、単純にすべてを使えなくするのではなく、緊急時に必要な機能を残しておくことも大切です。

子どものゲーム時間を設定する方法

ファミリー共有を利用している場合、保護者のiPhoneから子どもの許容時間を設定できます。

Appleが現在案内している基本的な操作は次の流れです。

「設定」を開きます。

「ファミリー」をタップします。

子どもの名前を選びます。

「許容時間」をタップします。

追加ボタンを押し、画面の案内に従って設定します。

ここからゲームなどのカテゴリについて、利用できる時間を調整できます。

iOSのバージョンによって画面が異なる場合があるため、この記事ではiOS 27を基準にしています。

学校・放課後・夜などの時間帯を設定する方法

時間帯によって使えるアプリを変えたい場合は「スクリーンタイムのスケジュール」を利用します。

保護者のiPhoneで、

「設定」

↓

「ファミリー」

↓

子どもの名前

↓

「スクリーンタイムのスケジュール」

と進みます。

「スケジュール」をオンにして、「スケジュールを追加」から曜日を選択します。

ここで家庭に合わせた時間帯を作成します。

例えば、

7時〜8時 登校前

8時〜15時 学校

15時〜21時 放課後

21時以降 夜間

というような考え方です。

これはあくまで設定例なので、それぞれの家庭の生活時間に合わせて調整しましょう。

子どもが「もう少し使いたい」ときは?

毎日まったく同じ生活になるとは限りません。

休日や長期休み、旅行中など、

「今日は少し長く使わせてもいい」

という日もあるでしょう。

iOS 27のスクリーンタイムでは、設定内からデバイスの使用を一時停止したり、無制限の使用を許可したり、その日のスケジュールを変更したりできます。

普段のルールをすべて作り直さなくても、その日だけ調整できるわけです。

子どもが勝手にアプリをダウンロードするのも防げる?

スクリーンタイムでは利用時間だけでなく、アプリのダウンロードや購入についても管理できます。

「承認と購入のリクエスト」を利用すると、子どもがダウンロードしたいアプリについて保護者へ承認を求めるよう設定できます。

さらにiOS 27では、設定されている年齢制限より対象年齢が上のアプリを子どもがダウンロードしようとした場合、保護者へ通知し、承認を求める仕組みも用意されています。

そのため、

「知らないうちにアプリが増えていた」

「年齢に合わないアプリを入れていた」

といったことへの対策にも利用できます。

アプリ内課金も制限できる?

できます。

iPhoneの「コンテンツとプライバシーの制限」では、アプリのインストールや削除だけでなく、アプリ内課金についても制限できます。

子どもにiPhoneを持たせる場合は、利用時間だけ設定して終わりにせず、購入や課金の設定も一緒に確認しておくと安心です。

ゲームそのものは使わせても、

「勝手に課金することはできない」

という設定にできます。

Safariで見られるサイトも制限できる

iOS 27ではWebサイトについても管理機能が強化されています。

Appleは新機能として「ウェブサイト閲覧のリクエスト」を導入しています。

子どもがSafariで新しいWebサイトへアクセスするときに、保護者の承認を求めるよう設定できます。

アプリだけ管理していても、SafariからWebサービスへアクセスできる場合があります。

そのため、子どものスマートフォン利用を管理する場合は、アプリとWebサイトの両方を考える必要があります。

iOS 27では、このあたりもまとめて管理しやすくなっています。

子どもの年齢より上のアプリはどうなる?

App Storeのアプリには年齢制限指定があります。

スクリーンタイムでは、この年齢制限指定をもとに子どもが利用できるアプリを制限できます。

さらに、子どもが現在設定されている年齢制限より上のアプリをダウンロードしたい場合には、保護者へリクエストを送る仕組みがあります。

つまり、

「対象年齢を超えているから絶対に利用できない」

だけではなく、保護者が内容を確認したうえで判断できる仕組みになっています。

年齢をアプリへ教えると生年月日まで知られる?

iOS 27では、アプリがユーザーの「年齢範囲」を利用する仕組みもあります。

ここで重要なのは、実際の生年月日そのものをアプリへ渡す仕組みではないことです。

Appleによると、年齢範囲を共有した場合でも、実際の年齢と生年月日は非公開に保たれます。

アプリ側はその年齢範囲を利用して、年齢に合ったコンテンツや機能を提供する場合があります。

ただし、地域によって取り扱いが異なる場合があるため、実際に表示される確認画面を見て判断しましょう。

FaceTimeなどの安全機能も強化された

iOS 27では利用時間だけでなく「コミュニケーションの安全性」も拡張されています。

Appleによると、共有される画像やビデオについて、ヌードだけでなく残酷または暴力的なコンテンツが検出された場合にも保護機能が働きます。

対象にはライブのFaceTime通話も含まれています。

これはゲーム時間を制限するスクリーンタイムとは少し目的が違いますが、iOS 27で追加された子ども向け安全機能の一つとして知っておくとよいでしょう。

iOS 27にしたら自動的に全部設定される?

ここは注意が必要です。

iOS 27へアップデートしただけで、それぞれの家庭に合ったゲーム時間や学校用スケジュールが自動的に完成するわけではありません。

保護者側で家庭のルールに合わせて設定する必要があります。

またAppleは、ファミリー共有で新しいスクリーンタイム機能を利用する場合、グループ内のすべての対象デバイスをiOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27以降へアップデートする必要があると案内しています。

「親のiPhoneだけiOS 27にしたのに新機能がうまく使えない」

という場合は、子ども側を含めたデバイスのOSも確認してみましょう。

スクリーンタイムを設定すれば子どものスマホ問題は解決する?

スクリーンタイムは便利ですが、設定だけですべてが解決するとは限りません。

例えば、

なぜゲームを1時間にするのか

休日はどうするのか

宿題が終わったら延長するのか

友達との連絡はどうするのか

といったルールは家庭によって違います。

スクリーンタイムは、こうした家庭のルールをiPhone上で実行しやすくするための機能と考えると分かりやすいでしょう。

Apple自身も今回の機能を、保護者が子どものデジタル体験を管理するためのツールとして位置付けています。

機械任せにするのではなく、子どもとルールを決めたうえで設定する使い方が現実的です。

まず設定するならどこから?

設定項目が多いため、最初から全部細かく設定すると分かりにくくなるかもしれません。

初めて使う場合は、

ゲームやSNSの許容時間を決める

夜間のスケジュールを決める

常に使える連絡先やアプリを確認する

アプリ内課金を確認する

というところから始めると、何を制限しているのか把握しやすいでしょう。

慣れてきたら、学校の時間帯やWebサイトなどを細かく設定していく方法もあります。

よくある質問

iPhoneで子どものゲームを1日1時間にできますか?

iOS 27のスクリーンタイムでは、ゲームなどのカテゴリごとに「許容時間」を設定できます。保護者のiPhoneからファミリー共有を通じて子どもの設定を管理することもできます。

夜だけゲームを禁止できますか?

スクリーンタイムのスケジュールを利用すると、時間帯によって使用できるアプリを管理できます。平日と週末で異なるスケジュールも設定できます。

学校の時間だけSNSを使えなくできますか?

スケジュールごとに利用できるカテゴリを設定できるため、学校の時間と放課後で異なる設定にできます。

制限中でも家族に連絡できますか?

「常に許可」へ必要なアプリや連絡先を登録できます。Appleは緊急時に備えて家族などを登録する使い方を案内しています。

子どものアプリ内課金を禁止できますか?

スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」から、アプリ内課金に関する制限を設定できます。

iOS 27なら親のiPhoneだけアップデートすればいい?

新しいスクリーンタイム機能をファミリー共有で利用する場合、Appleはファミリー共有グループ内の対象デバイスをiOS 27など対応する最新世代のOSへアップデートするよう案内しています。

まとめ|iOS 27では「何時間使うか」だけでなく「いつ使うか」も管理しやすくなった

iPhoneのスクリーンタイムは、単純にスマートフォン全体を「1日○時間」に制限するだけの機能ではありません。

iOS 27では、

ゲームは1日何時間まで

SNSは何時間まで

学校の時間は何を使えるか

夜は何を使えるか

常に使えるアプリや連絡先は何か

といった形で、生活時間に合わせた設定がしやすくなりました。

さらにアプリのダウンロード、年齢制限、アプリ内課金、Webサイトなどについても管理できます。 Appleサポート

特に子どもへ初めてiPhoneを持たせる家庭なら、

「スマホを持たせるか、持たせないか」

だけではなく、

「持たせたうえで、どの時間に何を使えるようにするか」

という選択肢が増えています。

iOS 27へアップデートした家庭では、一度「設定」からスクリーンタイムを開き、現在どのような設定になっているか確認してみるとよいでしょう。